EquipeAsada JAPAN レースレポート

2016 TOUR DU PAYS DE VAUD stage2 レースレポート

レース名: 48e TOUR DU PAYS DE VAUD

カテゴリー:junior

距離:80km

天候:雨

コース:80㎞

ホイール:前c24後c35

ギア比:52×14

結果:DNF(タイムアウト)

 

今回のレースは80㎞の中で標高差が1000m近くあるレース。スタート後は下り基調だが31㎞付近から上りが続き、34㎞にKOMがあるがその後も上り続け43㎞地点に2つ目のKOM。下りはじめは51㎞になりそこまで上り続ける。その後下りが10㎞ゴール前は細く入り組んでいる厳しコースレイアウト。

自分の中では上りでどこまで残れるかが勝負だった。

 

レース前のミーティングでは小野選手と自分が日野選手、尾形選手を登り口までに前へ上げること。その後タイムアウトにならないこと。上りまでに逃げられるなら逃げること。この3つだった。

 

スタート前、前日よりは体調は良いと感じる。天候は激しい雨で冷たかった。

 

レースは120人ほどでスタート。前日よりかなり減っていた。

スタート後雨なので車間が開いているのでそこを狙って前を目指す。しかしペースの上下が激しくなかなか簡単には上がれない。

街中を通るたびに集団は詰まりかなり激しく押し合っていた。今日は前日よりも危険な香りがしていた。案の定集団落車がある。自分より後ろの位置なので気にはならなかったが、激しい雨、位置取り、細い田舎道が重なりあちらこちらで落車がある。自分の前で起こった落車で日野選手が後輪を壊し下がる。その後街を抜けたところでまた落車。ここで小野選手とはぐれる。少し足止めされるが集団復帰。そのタイミングでさらに道が細くなり集団落車。自分の後ろから選手がホイールに突っ込みフロントディレーラーにチェーンガ絡まりストップ。左端にいたために右端へより後輪を外してチェーンを治してから後輪をはめて復帰する。この落車が大きく自分の後ろで左端に止めたコミッセールに選手が突っ込んで落車。収拾がつかない状況だった。自分は周りにいたロシアとモロッコの選手と必死で追いかける。その後前にいたフランスの選手からニュートラルになったことを伝えられる。

しばらくしてレースが止まっているところに合流。小野選手はそこの先頭にいて安心した。

レースは15分ほど止まってから再スタート。その後も集団は危険だったが落車は無かった。自分は追走に脚を使ったことで集団の位置をキープするのがきつい。尾形選手が後ろにいたために前にあげるように努力するがうまくいかない。そのまま登り口まで来てしまい。右端から尾形選手に前に行ってもらった。

上り始めから集団のペースについていけない。自分のペースで上る。その後チームカーの隊列に抜かされる。柿木監督から自分のペースで上れとの指示。脚が重たくいつもよりも出力がかなり低い。気づいたらレースの最後尾を走っていた。

ペースを上げなければいけないことはわかっていたが上がらない。前とずるずると離されて上る。結局50㎞地点で回収され、レースを終えた。

 

今回のレースを振り返ると自分の走りをできないでこのレースを終えてしまった。日に日に体調は良くなったが調子は上がらず常にきつい状態が続きリタイアになってしまった。

自分の力をスイスでは試すことができなかったことが情けない。

次のレースではまずレースに万全の態勢で臨むことが必要。そして今よりも力、頭脳、気持ちを高めて挑みたい。

 

ドイツでは結果を出す。

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