フランス遠征 レースレポート

2017 Tour des Ecureuilsレースレポート

土日に行われたステージレースのレースレポートになります。

初めてマイヨブランを着ることになりましたがマイヨジョーヌには届きませんでした。

是非ご覧ください!

 

 

レース名:Tour des Ecureuils

カテゴリー:2.3.J

距離:Stage1 111km Stage2 109km

天候 : Stage1 雨~晴れ Stage2 晴れ

コース:Stage1 91km+20km Stage2 100km+3㎞×3Lap

ホイール:Bontrager Aeolus 5 D3 Tubular前後

ギア比:53×11

結果:Stage1 3位 Stage2 46位 総合3位

 

今年初のステージレースは2カテのステージレースになり総合優勝を狙いレースに臨んだ。

 

今回は地元クラブチームでの参戦になり完全に自力でのレースが求められ、力の使いどころをよく考える必要があった。

 

Stage1

激しい雨の中でのスタートになりとても滑りやすいコンディションだった。

落車を避けるためにも逃げ手前で展開したいところだが逃げは決まらない。脚を使うよりもポイントを絞って動きたい為集団内で様子を見る。

起伏のあるコースの為下り区間は力の差、技術の差が大きく危険で実際に滑っていく選手が多数おり、危ない場面がいくつかあった。

山岳ポイント、スプリントポイント前の動きに便乗し逃げを打つものの決まらず。もどかしい展開が続く。

68㎞地点の山岳ポイント手前で集団が緩んだタイミングで下り返しを使いアタック。これに反応する選手はおらず単独での逃げを試みるものの7分ほどで吸収される。

このことからタイムを奪うためには最後に賭けるべく様子を見つつ周回に入り仕掛けるポイントを見つける。

攻撃はあるものの逃げには至らない。

残り10㎞ほどの上り区間でアタック。ここに1名の選手が反応し2人での先頭になる。

その後残り7㎞でもう1名が合流。3名の先頭で進む。

ここからはタイムを稼ぐことを優先し、しっかりとペースを刻む。残り500mで牽制がかかるものの後ろも来ていた為先頭でスプリントが始まり抜かされ3位でゴールする。

この時差が若干開いたため2秒取られてしまった。

 

集団とのタイム差は9秒。先頭とは2秒で1日目を終えた。

 

 

 

Stage2

マイヨジョーヌを奪取すべくレースを展開することを頭に置いてレースに臨んだ。

天候は晴れで汗ばむ気温で、コースは8カ所のKOMがあり、厳しいレースになることが予想された。

 

レース前に15㎞地点から道が細くなり20㎞地点から上りにはいる。その後ダラダラと起伏のある区間が続くことを教えてもらう。

繰り下がりのマイヨブランを身にまとい最前列からスタートする。

 

スタート後はしっかりと周りを見つつどこが動きたいのかを見る。逃げが出来るがリーダーチーム等が対応する。

15km付近で左に曲がり道が細くなる。ここを前で入り20㎞地点の上りで山岳賞狙いの選手が5名ほど抜け出す。

ここに自分も加わり上りきってから踏み始め逃げを打つ。

一度は差が広がり30秒以上の逃げになる。

しかし逃がしてはもらえず吸収される。

その後の動きには一切反応せず集団内で脚を溜めつつレースを進める。

僅差の争いの為に大きな逃げはできないまま終盤に差し掛かる。

自分が動いたのは82㎞を過ぎたところのカウンターアタックに反応し3名での逃げを試みる。

それまで集団が活発だったことと動いていなかった選手のアタックだった為にしっかりとペース上げて逃げる。集団から30秒ほどを稼ぐことができた。

しばらくしてから1名が単独で追いつき4名になるがその1名がドロップ。

最後の周回に入るコーナーを先頭で突っ込むもののあまりにも突然現れた左コーナーを曲がれずオーバーラン。

その後500mほどの急な上りだった為に2名から遅れ、すぐ後ろに集団がいた為に後ろに戻る。

そこから様子を見つつ最終周回に踏み抜くために脚を溜めるものの周回を間違えており踏み始めるタイミングでレースが終わった。

 

これにより幸いにも先頭が3秒先行していたが3位は守りきることになったがジャージの獲得には至らなかった。

 

レースを振り返ると勝負所を見極め使うべきところで脚を使える目と頭はかなり鍛えられてきた感覚はあったが肝心なツメが甘かった。1日目の2秒は致命的でありそれがなければ集団ゴールの場合、他の2名より前でゴールするだけでマイヨジョーヌを獲得できた。

周回へほかの脅威になる選手よりリードをもって入ることが出来ていたがオーバーランした為にそのリードと脚、勢いを失い残り距離で判断してしまったために周回ミスで脚を使い切らずにレースを終えてしまった。

ここでも先頭グループでゴールすることが出来ていたならば3秒差だった為に逆転することが可能だった。

 

しっかりと成長が確認できたレースだったが詰めの甘さが際立ったレースになった。しかし戦い方をしっかりと再認識させられるレースになりとても良い経験になった。

 

更に力をつけていきたい。

 

 

 

Photo:sudgirondecyclisme.

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