11月最終日曜日に行われた全日本シクロクロスはTOP-4Lapの34位で終えました。
今回はレースレポートではなく参戦記で。
簡単に今年の3レース振り返っていきますよ。
2020−2021シーズンのスタート
今年のCXはCovid19の影響もあり数は少なめ。特に来週行われる予定だった宇都宮CXはUCIレースということでキャンセルに。正直規模を小さくしてでもトレーニングとして走りたいというのが本音。
しかしながら全日本ロードレースは開催されなかったもののCXは開催されるということで非常にありがたく楽しみでもあったので、ここでフルラップ完走を一つの目標にしました。
初レースは幕張CX
今シーズンの始まりは幕張。全日本までに3レースしかないのでなるべく多くを吸収して行きたいところでスタートはまさかの最前列。
去年のU23を5位フルラップ完走で終えていたのでUCIポイントを保持している為いいスタート位置だったが、ホールショット狙いで力尽きた後は頭の中が真っ白。
完全に愚か者の初心者走りで撃沈したのは苦い思い出。
シクロクロス=マイナスの競技。
これを忘れてはならなかった。。
Photo:Itaru Mitsui
第2戦の南ヶ丘牧場
牧場のコースは黒土の泥。これを知っていたことと練習会も数回参加しつつ平日も現地でトレーニング。
第2の実家近くの山でもトレーニング。
恐らく週3ペースくらいでは走っていたのでやる気も満々。コースも慣れたり泥にも慣れていい感覚でレースへ。
レーススタート後ホールショット成功させるもののキャンバーのスイッチバッグ。ゲレンデを下るのが非常に遅くミスもありもたつきながらも踏めるところで抜いて先頭パックをキープ。
中盤には2名の先頭グループになるも、テクニカルなセクションであっさり抜かれるとコーナーでどんどん離されて焦ってミス。
どんどん離され43秒遅れの2位でレースを終える。
終わってみるとマウンテンバイカーのスキルに圧倒されました。
今年初の全日本選手権へ
2020年は全日本ロードレース開催されなかったので今年初めての全日本選手権。
全日本トラックレースは観戦に行きましたよ。
MTBも見に行ってみたかった。。
家に忘れた予備エンドと道中。
予備エンド忘れはコンディション的にも試走で壊す可能性を考えて長野市で購入。
きれいなトレックショップで店員さんのイケボがかっこよかった。
在庫あって本当に助かりました。
湯浅選手とワークマンにて長靴を調達し近くのガストへ。
会場入り~絶望。
泥と聞いてはいたものの乗れない泥という事は現地に到着してから知った事実。これはレースになるのかと不安に。目標であったフルラップ完走は遥か彼方へ消えていった。
コースの状態、寒さに震えたが、それよりも最寄りのGSの軽油1L=130円台に驚愕した。
試走では有力選手のラインを見るものの真似できないレベルであることを突き付けられる。
なんで階段乗ってこなせるんですか。。
試走後は会場のあったかいシャワーで冷える前に着替えて洗車。
宿は野沢温泉にて眠りにつく。。
携帯で写真撮る余裕すらなかった。
当日
天気は晴れ。
雪は無し。
朝試走からスタート。
天気は良くなったものの徐々に乾くサーキットは粘土質に。
前日はヌルヌルつるりんこ祭り。
チームメイトの湯浅選手が活躍したセクションはしつかりと改修されていた。
試走して気づいた事は
押すより担ぐ。これ一択。
というのも粘土質な泥がタイヤ、コンポ、フレームの隙間に入り込むくっつくで重量は恐ろしいほどに増える+物理的にバイクが進まなくなるという最低タッグを痛感したからだ。
半周ごとにバイクを変えればいい話だが代車のタイヤチョイス(チューブラー)は完全なるミスだったのでなるべく使いたくはなかったこともあった。
という訳でピットをなるべく使わないようにするイメージを持つ。
U23レース終了
平井選手がフルラップ完走の13位で我々の中ではこのコンディションでのフルラップ完走は盛り上がった。
林区間は乗らない。これが良かったらしい。
湯浅選手はパンクからの代車使用でタイヤが全く駄目だとの事で自分の台車使わないように、更には2人のバイクを借してもらった。
レース準備
タイヤはiRC SERAC CX MUD。空気圧はf1.5r1.6。
~本番~
スタートラインは2列目の左。こんな場所からスタートできることは非常にありがたい。去年の全日本をu23で走った恩恵はデカい。
周りから見たら爆弾にしか見えないのだろう。
自分ならそう思う。笑
スタート後ペダルキャッチは若干のミスあったもののとりあえず10番手程でコントロールラインを通過。
その後の泥で転倒しかけたのでバイクから降りて担ぐ。
しっかりとポジションを下げたので気負うことなくペースに切り替える。キャンバーはなるべく乗って、林区間は全担ぎ。
踏めるところは踏みすぎないように様子見てピットとの会話も忘れずに。
走ってはずがペースが非常に遅い。
バイクに乗っている区間、片足ペダリングでこなせる区間までは前に追いつき追い抜けるのだが担いだ途端に激おそ雑魚ざこ丸。見るに堪えない姿ではないか。
こんなにもバイクを担いで走る(歩く)ことが辛いと認識できていなかった。
ラン1㎞5分半でヒーヒー言っていた自分には3分間の担ぎは全く話にならなかった。
林からピットへ戻ってくる区間で
某カメラマン様に
「ここだけ最速だよぉぉ」
と煽られる。
あゝ。ここは速いんだなー(笑)といった脳内。
ラップタイムを言われてもシンプルにあと何週できるんだろうという状況。3周目に林を抜ける頃には先頭は4周目の林に入ってきていたのでここで察する。
そして̠-4LAPにてレース終了。
Photo:Itaru Mitsui
出し切ったとかのレベルではなく自転車に乗れなかった。
ランの能力、ボディーバランス等総合的な運動能力が試されるレースなんだと感じた今回のシクロクロス。
生まれてからほぼ自転車しか乗ってこなかった人間にはしんどい展開でした。。
これに懲りずにまた出れるところ出ていきたいですね。
次は12/20の東海シクロエントリーしました。
東海の皆さんお邪魔します。
ではではこんな感じで。