おそらく長くなると思うのでお時間のある時にでも見てください(笑)
さてさて、風邪明けの週はベッドの上からサドルの上へ。
乗り始めは本当に苦痛です。
今年のツールドフランスの13ステージはサン・ジロン~フォア。
練習で行ったことのある町をスタート、ゴールとする1級山岳を3つ越える100㎞の短いながらもハードなステージ。
これは見に行くしかない!!!
との思いでフランスへ戻ったのですがレース被ってて、、、、。
ところが体調を崩しレースどころではなかったのでツール観戦になりました。嬉しい(笑)
自分の夢であり、憧れのツールドフランス。小学校の卒アルにも書き記した夢です。
それを遂に生で見ることが出来ました。
観戦するならどこか。
これは悩むことなく最後の1級山岳col du péguère「コル・ド・ペゲール」でしょ!!!
ということで、車に自転車一式を積みフォアを目指す。
オートリーブの町を抜ける手前でまさかのこの車。
自分が良く通る道を走っているのが不思議で仕方がない。
フォアの町の手前に車を止めパン屋さんでサンドウィッチとパン・オ・ショコラをリュックに入れ自転車でコースを逆走。山頂を目指します。
フォアの町中を通ると物凄い数の人。人人人。人でした。
街に入るロータリーが最後のコーナーになっていたこともあり完全に封鎖されていました。
本当に驚き。こんなにも人が集まるのか。こんなにも華やかになるのかと圧倒されます。
なるべく人の少ないところを通って町を抜ける。
ツールが町にやってくるとはこういうことなのか。。
ちなみにフォアの町に14:30ごろに通過。選手がスタートした後くらいでゴール予想時刻の約3時間前。
その後5kmほど走ると警官に止められ、「山は閉まった」とのこと。。。
山が閉まる???謎の言葉に絶望したがここで見るのはつまらない。
グーグルマップで必死に探すと
何とか見つけました(笑)
実際のコースが上になりますが遠回りでもこの道しかない!
ということでヒルクライム開始。
キャラバン隊であろう大音量と声援が山を登って聞こえてくる。
こんな感覚は初めてでした。
結局1時間以上のヒルクライムの末コースに合流。
途中には滝やコケまみれの道ですれ違った車は2台。無事通れてよかった。。
山頂まで2㎞ほどのところでこれ以上は封鎖してるともう一度言われその手前に陣取る。
間に合ってよかった。
彼らといれば映る可能性もあるだろうと思いここに決めました(笑)
肝心のレースは電波がなく展開が全く分からなかったがヘリが近づいてくるのでわかる。
ツールは車、モトの台数も半端じゃなくレースの大きさが桁違い。
いつになったら先頭が来るのかドキドキでした!
先頭が通過すると4名なのにこんなにも迫力があるのかと痺れる。
コンタドールらしき選手がおり周りもざわつく。
ペロトンが来るとskyを先頭に選手が続々と現れ、更に山の間からヘリが登場。
かっこいい。
動画は撮ったもののこんなもんじゃない。伝えられない独特の感覚になれる。
これがツールドフランスなんだと肌で感じることが出来た。
その後も続々と選手が通過していく。
幸也さんもしっかりと見ることができ、
その後に来たグルペットにも力強さを感じました。
すべての次元が違う。
選手との距離もめちゃめちゃ近い。
レース全体を見るならもちろんテレビですが人生に1度だけでも現地へ足を運ぶことをお勧めします。
そして今書いていて気づいたことですが、ここは1級山岳後の下り区間。
日本のレースで下り区間に人がいることがあるだろうか。
しかもこのくらいの人が全区間にいることが自分では信じられません。
すべての車両が通過した後、コースをたどってフォアの町を目指して帰る。
下山する人たちで大渋滞が起こるのでやっぱり自転車できたのは大正解。
沿道の観客の声援を受けながらちょっといい気分で町へ帰ることが出来ました(笑)
ゴール後のフォアの人数は恐ろしいくらいに増えており、本当にこのレースの大きさを体感できます。
革命記念日だったのでそれもあったのかもしれません。
選手が通過するのは本当に一瞬。
数秒のことですがこれを見る為に山に登る理由がとてもよくわかりました。
近い将来、
あゆむが走るだけで感動を与えられる。
そんな選手を目指していきたいです!